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女性に多くみられる貧血。これに大きく関係しているミネラルに鉄分があることはよく知られています。ではどのように関わってくるのでしょうか?
成人の体には、鉄が4〜5gほどあります。このうち多くは血液中の赤血球に含まれるヘモグロビン(色素タンパク)に「機能鉄」として存在します。全身に酸素を運ぶ大事な役目があります。
そのほかは肝臓や骨髄などに貯蔵される「貯蔵鉄」です。機能鉄が不足すると全身へ酸素供給ができなくなってしまうので、この貯蔵鉄が補ってくれます。
しかしこの貯蔵鉄も消費しきってしまうと、いわゆる鉄欠乏性貧血が起きます。これによって動機や息切れ、めまい、免疫力低下による口角炎、顔色から赤みがなくなるなどの症状が出てしまいます。
●なぜ鉄分は不足するの?
鉄は体内で繰りかえし利用されます。尿や汗などから毎日わずかに排泄される分があるので普通はそれを補えば十分です。
しかしそれ以外に鉄が不足する原因としてはケガをしたときなどの出血があります。血を失えばその分鉄も減ってしまうわけです。
女性の場合は月経により定期的にある程度の鉄分が放出されてしまうため、結果的に男性よりも多くの量を必要とします。また妊娠中の方は、胎児への栄養供給などにより不足気味になってしまいます。女性にとっては不利な条件がそろっているわけですね。
また供給源の問題として、男女を問わず近頃はインスタント食品などにより鉄分の摂取が減少傾向にあります。そして通常の食事にしても、食材を取り巻く環境の変化から、素材自体の鉄分含有量も減ってきているという事実があります。さらに無理なダイエットなどしていれば鉄の供給量が限りなくゼロに近づいてしまってもおかしくないことなんです。
●効率よく鉄分を摂りましょう
女性に限らず男性でも、鉄分不足による様々な症状を気にかける人は増加してきています。もし思い当たるところがあったら積極的に鉄分を摂りいれていきましょう。
・鉄は、ビタミンCやたんぱく質と一緒にとると吸収力がアップします。鉄分だけを考えるのではなくこれらをあわせて摂るようにします。
・コーヒーのカフェインや、加工食品に含まれるリン酸塩は鉄の吸収を妨げるので注意してください。特にインスタント食品のとりすぎに注意です。
・鉄分には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」があります。吸収率やはたらきの違いからヘム鉄が有効とされます。できれば同じ鉄分でもヘム鉄を多く含む食品を摂るようにしたいものです。
具体的になにがいいのかといえば、一番いいのはレバーです。牛レバーはヘム鉄が多い上にたんぱく質も豊富で貧血予防にもってこいの食品です。匂いが苦手な人は、焼いたり煮たりするよりも生のほうが臭みが少なくて抵抗がないと思います。ただしレバーによる食中毒などが問題になったこともありますので、よく加熱したほうが安心なんですが・・・
緑黄色野菜や穀類も鉄分を多く含みます。たとえばほうれん草など。しかしこちらは非ヘム鉄であるので吸収率はやや劣ります。
食生活からナカナカ摂れない方は、補助的にサプリメントで応援してあげましょう。鉄をそのまま丸呑みするわけにもいきませんので(笑)
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