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ガルシニアは東南アジア原産の熱帯果実のひとつで、果物の女王とも呼ばれるマンゴスチンの仲間です。
熟した実をそのまま生で食べることもありますが、インドやタイでは果皮を乾燥させて粉末状にしたものをスパイスとして使い、別名を「タマリンド」といいます。料理に詳しい人は聞いたことがあると思います。
実は甘酸っぱい風味があり、スパイスとしても酸味をつけるための高級品として扱われます。また保存料としても用いられてきました。
●民間薬として利用されたガルシニア
おもにインド南西部で古くから利用され、その酸味から消化を助けると考えられていました。胃炎や消化不良の特効薬としての用途です。
さらには食中毒やできものの治療にも、よく効く薬草として重宝されてきました。
スパイスや保存料として利用するとともに薬効作用を同時に得られるものとして、日常的に生活にとり入れられてきたようです。
※ダイエット食品としてブームが起きたのはやはり、ダイエットやサプリメントの先進国であるアメリカからです。モデルたちの間で人気が広がり始め、しだいに知られるようになった人気は海外にも伝わっていきました。
いまではダイエット食品の売り上げのナンバーワンといわれています。
●ガルシニアのはたらき
ダイエット食品としてのガルシニアのはたらきは、脂肪の合成を防ぎ、分解を促進する作用のある「HCA」という成分によるものです。
脂肪の合成を防ぐ働きとは、あまった糖質が脂肪として体に蓄積しないようにすることです。具体的には糖質を脂肪に変える酵素の働きを抑えるというものなのです。
HCAはクエン酸とひじょうによく似た構造で、クエン酸の代わりに酵素と結びつくことで脂肪合成を抑制します。すると余った糖質はすぐに取り出せるエネルギーである「グリコーゲン」として筋肉や肝臓などに蓄えられていきます。
脂肪の分解を促進する作用もやはり「HCA」のはたらきです。これは糖質が脂肪に合成されるのを抑制することによっての二次作用とも考えられます。
通常は脂肪が合成される過程の成分により「エネルギーが十分にある」と脳が判断し、蓄積されている脂肪の分解にブレーキをかけます。ところが脂肪の合成が抑えられると逆に「エネルギーが不足している」と判断し、脂肪分解を促進する信号がでることになるのです。
※ある実験により、ガルシニアによる脂肪の減少は皮下脂肪もさることながら、内臓脂肪の減少に高い効果があるという結果が出たそうです。しかし理由ははっきりわからないようです。
内臓脂肪の蓄積は多くの成人病の原因となってしまうので、ガルシニアの作用は外見だけでなく健康面でも大きな効果が期待できそうだということになります。
●ガルシニアを上手に利用するには
脂肪燃焼に運動が有効であることは誰でもわかりますが、かるい運動にプラスしてガルシニアを摂ると体脂肪減少のスピードが2〜3倍にもなるそうです。
健康のためにと始めた運動で無理をして体を痛めてしまうより、ガルシニアをとり入れて手軽に散歩などで体を動かしたほうが効率がいいようです。
また脂肪燃焼の効率をさらに高めたければカプサイシンやL-カルニチンなどと組み合わせることにより相乗効果を期待できます。
ダイエットサプリメントとして調合されている製品にはこれと同じ効果を狙ったものが数多くあります。
体脂肪減少を考えるなら、サプリメントとして摂るガルシニアが大きく貢献してくれることでしょう。
※ガルシニアを長い期間たくさんとり続けると、生殖機能に異常をきたすという実験結果がでたそうです。これはラットによる実験です。
この実験結果に間違いはありませんが、そのとき与えられた量はどうやら途方もなく多い量だったようです。
人間に置き換えて考えると、このような量を摂取することはあり得ないようですが、念のため使用説明にしたがって適量を摂取するように心がけましょう。
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